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増毛をされるお客様の話の中でよく「増毛」と「植毛」の違いを聞かれる

事があります。


増毛とは地毛の根元に人工毛を結びつけたり、特殊なフィルムに着いた

人工毛を頭皮に貼り付ける技術で医療行為とは別物です。

対して植毛は自分の毛（毛根）を移植するため専門医でないと

行えません。

植毛は、自分の後頭部もしくは側頭部の元気な毛根を毛穴周辺の

組織ごと移植します。

移植した毛は周辺の毛同様終止期になると抜けますが再び生えてきます。

また、ＡＧＡの原因となる男性ホルモンの影響を受けにくいので以前の様に

薄くなる心配もありません。

手術費用としては１株約１，２００円程度で1,000株程度を希望される方

が多いようです。

１２０万ほどですかね。

移植手術は大まかに２種類あります。

まずは極細パンチで株だけをひとつひとつ移植するタイプ。

もうひとつは、メスを使い毛根を皮膚ごと切り取り、それを細かく

分けていくタイプです。

前者の方法では手術痕も小さく痛みもほとんどありません。

後者の方法だとメスで頭皮を帯状に切り取り、後に縫合しますので

手術痕が残ってしまい麻酔の切れた跡に強い痛みが出てしまう

恐れがあります。

因みに前者の方法で施術した場合、高い技術を要する分

費用も割高になります。

手術に要する時間ですが、カウンセリング、検診等以外には数時間

程度（１０００株約４時間）で済み翌日検診で包帯も取れる

そうです。

手術跡は２，３日で閉じますが、皮膚の赤みはしばらく続きます。

植毛は即効性に欠け、また移植後も薄くなる前に比べ少し髪の密度に

欠けます。


さらに２０２０年以降「スーパー植毛」が誕生すると言われています。

これはｉＰＳ細胞を利用して、自分の頭皮から採取した毛包を培養し

数を増やし薄毛部分に移植するというものです。

要するに、増毛と植毛のハイブリッドといったものですかね。

実用化は２０２０年以降でまだ詳細は発表されていません。